2020年3月28日土曜日

清水高原ヒルクライムロード。

視界60メートルの霧の中、自転車のライトを点滅させながら上って来る人がいる。
上部貯水池横の急坂、一昨年まで開催されていた「清水高原ヒルクライムロードレース」の最後の登り。ここまで上って来る人は滅多にいない。声をかけたけど「もう少し…」の声を残し、追い越して、その先の登山口で休んでいた。まだ若い。ここまで上って来るくらいだから当然と言えば当然か。声をかけて、急遽このページのためにインタビューを試みた。

松本市「やまびこドーム」近くに居を構える田中大さん。
まだ小さいお子さんと奥さんの4人暮らし。出身は北海道。自然の良さに惹かれて松本にやって来た。この時間帯しかないので…、と家族のことを考える優しいお父さんの顔が覗く。こうして声をかけて話すのは初めてだけど、時々上ってこられるヒルクライム好き。

この清水高原の上りは、ヒルクライムが好きな人には知られている穴場。
理由としては、ここで一昨年まで開催されていた「全日本学生ロードレース・カップ・シリーズ戦」「信濃山形清水高原サイクルロードレース」に依るところが大きいと見る。山形村と地元山形村にあるクラブチーム「山形村レガルスィ・イナーメ」(中畑清主宰)が主催して11年間、続けて来た。村が手を離した事で、別の地に移ってしまった。
*「ヒルクライムロードレース」についてはKiyomizu News(現在休刊)2013年 No.29に載せています。http://www.lcv.ne.jp/~spr53552/kiyomizu/News.htm

インタビューに応えてくれた田中大さん。
清水高原の山道は知る人ぞ知るヒルクライムロード。

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